自分の仕事をつくる 

自分の仕事をつくる


自分の仕事をつくる

自分の仕事をつくる

西村 佳哲

出版社:晶文社
価格: ¥ 1,995
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配送料無料(1500円以上)、着払いもOK

いいモノを作っている人は、働き方が違う

いいモノを作っている人は、働き方が違うという。
では、どのように何が、違うのか?
本書は、この質問に答えるために、12の職場・働き方への調査や
インタビュー結果を載せています。

これは、なかなか、面白い。

「人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」という
 メッセージを探求する」点はその通りだと思う。ただ、本書に出る
身近に溢れたモノの数々にも、その発想からデザイン・開発・生産・
物流・販売などにまでおよぶ人々が携わっているが、デザインや開発
に特化している点が残念ですね。全てのプロセスを通じて、モノが
流れて具体化されて、僕の手元に届くわけですから。

とはいえ、十分に興味深い記述が多い。

以下に興味を引いたコメントを引用します。
 ─八木保氏(グラフィックデザイナー@エスプリ社)─
 本人の「解像度」の高さが、その人のアウトプットの質を決める
 →ホント、見えるようにしか、また、見たいようにしか見えない
  ことを再認識しました。こだわってないと、見えなくなります。

 ─ファインモールド社(プラモデルメーカー)─
 生活必需品でないからこそ、つくる側も楽しむ
 →サービス業でも同じことが言えるでしょう。 中


気持ちが荒れそうになると、読み直します

 本書は、「働き方」が変わることで世界が変わる可能性があるのではないか、と考える著者が、素晴らしい仕事をしている方々の働き方を訪ねた報告書です。
 私は、日々の仕事に追われて気持ちがざらざらしてきたときに、何度も読み直して気持ちを立て直しています。
 こんなに物にあふれているのにちっとも満たされない私たち…。著者は、「建売住宅の扉は、開け閉めのたびに薄い音を立てながら、それをつくった人たちの『こんなもんでいいでしょ?』という腹のうちを伝える。…『こんなものでいい』と思いながらつくられたものは、それを手にする人の存在を否定する」と言います。
 本書で触れた方々の生き方を読むだけで、心がしゃんとしてきます。 ぎっぷる


出力をしながら自分を鍛える

「仕事に対するオーナーシップは自分で持つ」「仕事を通じて学びを拓きつづける」といった、出力をしながら入力をする姿勢がはっきりしている内容でした。質の良いアウトプット(他人に影響を与えるような作品)を残せること、また、作品を仕上げていく過程で課題を解決しながら自分の能力を伸ばしている姿が印象的です。

できる範囲の仕事しか引き受けないそこのあなた!
「できる!とホラを吹いて仕事を引き受けることで実力が上がる」とのこと! テツ


「職業」を「自分のやりたいこと」に変える公式

ちょっとだけ『ビジョナリー・ピープル』を彷彿とさせる
読み始める前に想像していたよりもずっと濃い内容の本で
読後に何だか元気が出てきました。

それぞれの分野で一流といってもいい人々の働き方
自分のやりたいことをやって、かつ生活の糧を得る手段として成り立っている
そんな仕事のありかたを本書では、
どこかから与えられて受動的にこなす仕事と対比して「自分の仕事」と呼んでいます。

取材を元にした内容ではありますが、
ただ相手とのやり取りを収録したものではなく
同一のテーマに沿った複数の取材内容をからめることで
「自分の仕事をつくる公式」とでもいうべきレベルの解答を導いている点が
同様のコンセプトで作られた類書との大きな違いだと思います。
それはまた、この手の本にありがちな
「結局のところ、この人たちが一流だからこんなことができるんでしょ」
といった身も蓋もない意見を爽快に打ち砕いてくれます。

本書を読むことで
どんな人も、働き手としてのスタートラインには、そう違いが無く
考え方と行動の積み重ねによって、誰にでも一流の仕事に手が届く
と思わせてくれる何かを感じました。

わずかな時間でパラパラと斜め読みするには適さない本ですが
中学校勤務の私としては
進路指導の教材資料として教室に備えようと思っています。 Y


つくる・は・たのしい

はじめての職場…そこには既に動いている社会があり、その中で求められることに自分を近づけていく作業を必要とされているように感じるものです。誰かがつくりだした社会に身を投じるのならば、その作業をしたうえで何が疑問か・素晴らしいのか・不満か?考えればいいと思いますが、自分でつくりだすのであればまた話が違ってくる。失敗や挫折を先に考えてしまって、思うように立ち行かない…といった状況になることも容易に想像できる。この本は、そんな「自分でつくる」人にとって、何かの保証を与えるでもなく、安心させるのでも確信させるのでもないが、「自分でつくる」=「たのしい」という構図を見せてくれます。そんな本だからこそ、押し付けがましさを感じずに、すがすがしく読みきれるのだと思えました。建築・デザインに関わらず、すべての働く人にとってたのしい本ですので、お奨めします。 cikobmw


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